もぐらのおさんぽ

和歌山の田舎町から。写真のことと食べること。お酒の話。

京都でさんぽ 2014.02②

たまたま京都を訪れた日が、たまたま数年に1度の大雪でした。学生時代の4年間で1度も経験しなかった位の積雪。行先は迷うことなく金閣です。

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雪がおさまって青空が・・・というのは贅沢すぎますね。

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平野神社の早咲き桜。

Dfに合わせて単焦点レンズは揃えたものの、標準ズームが間に合わず。SIGMA24-60mm f2.8というマニアックなレンズをチョイス。500gと少しの軽量で、f4に絞ればしっかりシャープ。

 

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北野天満宮も真っ白。

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Nikon Df Sigma24-60mm f2.8

京都でさんぽ 2014.02①

ニコンDfを買ったのは、発売後すぐの2013年末でした。どこも品切れだったのに、我慢ができずにオークションで買ってしまったカメラは、今でも僕のメインカメラです。

レトロな風体に合わせて古い単焦点レンズを付けて撮ると、昭和の香りがする写り。京都の路地にはぴったりな気がします。

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学生時代、ぷらぷら歩いた千本中立売。これまた昭和の頃から変わらない景色なのでしょう。昭和の京都は知らないけれど。

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85mm単焦点晴明神社

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五芒星の絵馬の一枚だけにピントが来ます。

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Nikon Df 85mmf1.8D

ねむの木食堂 2019.01

田辺市の山間部、熊野古道中辺路に昨年オープンした「ねむの木食堂」。さらに山奥の「カフェとごはん 朴」の2号店ということで期待大。

f:id:kuroimogura:20190207215628j:plainもとは「清姫茶屋」として営業していた建物です。歌舞伎や浄瑠璃道成寺に登場する悲劇のヒロイン・清姫の生誕地なのだそう。

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1月はお正月メニューということで、とても華やかな色どり。イクラと鮭のちらし寿司も美味しかったですが、天ぷらが予想以上に本格的でした。衣がとっても軽くてサクサク、ネタはほっこり。

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信州豚のロースカツに荒金でおろした大根。洋食メニューもしっかり美味しい。

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価格は1200円~1400円程と、田舎の食堂としては強気の設定だけれどもその価値はあるのではないでしょうか。

田舎だから安かろうと誰が決めたのさ。

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川のせせらぎを聞きながら、ゆったりした時間を楽しめました。

The Cue

今や全国的な潮流になってきた、町屋や農家など古民家のリノベーション。

熊野古道を観光の核に据えるここ田辺でも、ここ数年で何軒かのカフェやゲストハウスが開業しています。

 

その中でも断トツにお洒落なのはここ、「The Cue」

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駅前の飲み屋がひしめく路地の中に、ぽつんと取り残された古民家を改装。ゲストハウスとカフェを併設しています。

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山深い土地らしく、ジビエハンバーガー。ビッグマックの倍はあろうかというボリュームで1000円。鹿と猪のパティはでっかくて分厚くて旨味がしっかり。

これまた地元のクラフトビールとガツガツいきたい所でしたが、諸事情によりノンアルコールで。次は必ず飲んでやる。

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デザートもいろいろあって満足度は高し。

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週末のお昼に、ビールとともに夜の部でも、素敵な時間が過ごせそう。

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尼崎散歩 2018.12③

尼崎の2駅先、武庫川まで歩く。

武庫川といえば「武庫女」しか思い浮かばないワタクシには、少々意外な街並み。

これでもかと素敵な昭和が残る駅前に、少しドキドキ。

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これだけ立派な昭和のカンバンを掲げている酒屋がはたしてどれほど残っているでしょうか。気さくなおばちゃんとしばし立ち話。

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路地裏もまた良し。

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武庫川にかかる駅の下では、青空囲碁倶楽部。12月なんで、相当寒いはずですが、おじいちゃん方はとっても元気。

Fujifilm  X-pro2  XF35mmf1.4

 

尼崎散歩 2018.12②

f:id:kuroimogura:20190128214724j:plain関西のそれなりに大きな街にはほとんど必ずあると言っていい、役目を終えようとしている商店街。数えきれないシャッターに、往時の賑わいの残り香を探してみる。

f:id:kuroimogura:20190128214814j:plain3つの商店街で、開いている店は3つか4つ。昭和の息遣いを感じながら歩く。

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戦後から高度成長期に全国の都市に作られた無数の商店街は、おそらくどこも似たような風景なのだと思う。しかしそれは、経済の衰退や人口の減少故なのかといえばそれも違う気がする。

f:id:kuroimogura:20190128214845j:plain40年ほど前、まる子と友三が手をつないで歩いていた頃のまま時間が止まっているかのよう。

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おそらくは、店を守る人も買い物をする人も、その頃人のままなのではなかろうか。新しくできた町が、そのまま朽ちていく。すぐ近くに新しいマンションとショッピングモールが建てられる。使い捨てられる様こそがわが国の高度成長のカタチそのものではないかとふと思う。

f:id:kuroimogura:20190128214926j:plainそれでも昭和のこの町は、まだ生きている。

Fujifilm X-Pro2  XF23mmf1.4

尼崎散歩 2018.12①

2018平成最後の年の瀬に、尼崎を歩いてきました。

大阪・神戸・京都あたりはよくよく歩いたものですが、尼崎は実に15年ぶり。

THE関西の下町な雰囲気が、さんぽ心をくすぐります。

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朝8時か9時かそのくらい。

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コテコテした色合いの街並み。

これがまた良い。

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昔ながらの商店街に、昔ながらの問屋さん。

専門店が多いのは京阪神どこでもそうかも。
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Fujifilm Xpro2  XF35mmf1.4